未来をデザインする
新型コロナウイルスの感染拡大で誰もが不安を抱える2020年、
世界の平和の象徴であるHIROSHIMAは"原爆から75年間は草木も生えない"といわれていた
その75年目を迎えました。
ウイルスによって、これまで人類が積み重ねて来た進歩が強制的にリセットされたかのような
現在の体験は、原爆投下によって焼け野原になった私たちの過去の記憶と、奇しくも重なります。
これからの私たちにとって、本当に大切にすべき事は何でしょうか。
「ONE DREAM 2020 ~ARTS x SDGs x the BEAUTIFUL WORLD~」では、
復興を辿ったHIROSHIMAの過程を振り返りながら、様々な表現やSDGsの概念を介し、
せかいの人々と未来のビジョンを描きます。
with the People of the World.
It is 2020 and the world is thrown into anxiety with the rapid spread of Covid-19.
This year HIROSHIMA, symbol of world peace, commemorates its 75th year since the atomic bombing when they said,
“No plants will grow here for 75 years.”
Today’s coronavirus experience that feels as though humankind has been forced to reset all of our accumulated progress,
curiously overlaps with the memory of our past when Hiroshima was reduced to ashes by the atomic bomb.
Going forward, what should we really be treasuring?
As we look back on how Hiroshima has revived,
at 「ONE DREAM 2020 ~ ARTS x SDGs x the BEAUTIFUL WORLD ~」
we aim to draft a vision of our future joined by people all over the world, through varied expressions and SDG concepts.
Exhibitions 展示
ワールドメッセージボード
~ 75年目の約束 ~
75年間は草木も生えないといわれていたその75年目。2020年のHIROSHIMAを訪れている人々、暮らす人々、3000人の方にONE DREAM 2020 学生プロジェクトがインタビュー。
「素敵なみらいをつくるために、あなたがこれからの自分に約束する事は何ですか?」インタビュー後、ハート型のメッセージカードに約束を綴ってもらいました。私たち人類がこれから先“過ちを繰り返さないため”に、今一人一人ができる事は何だろう。
3000人の約束の展示。
「立ち上がるヒロシマ 1952」
出典/岩波写真文庫アーカイヴス
一九五二年八月六日、原爆被害を特集した岩波写真文庫『広島―戦争と都市』が刊行されたが、名取洋之助と長野重一が撮った市内の情景は、ほとんど掲載されないまま、百余本のフィルムが残された。建設中の平和記念資料館、原爆ドームとみやげ物屋、マーケットや繁華街の賑わいなど、眠っていた名写真の展示。
濱井信三 元広島市長への手紙
~ 75年前の人々へ ~
「平和都市広島」の礎をつくられた、浜井信三元広島市長と、その時期を生きた人々。象徴的な75年目を迎え、今この場所で学ぶ学生たちからの手紙作品の展示。
※資料:広島市公文書館所蔵
music by あい来「君が教えてくれたこと」
The SDGs Tree!
~ live drawing version 2020 ~
SDGsの17のゴールのうち、一人一人が取り組みたいゴールを決め、選んだゴール1~17のイメージカラーに対応した柄の折り紙をハート型に折り、それらを葉っぱに模して平面に貼り付けます。
8月5日、原爆ドーム対岸の護岸に設置されたキャンバスにSDGsの幹が書かれ、17種類のSDGs折り紙で折った、たくさんの人の想いでできたハートの葉っぱが色づいてゆきます。
Bamboo Art
この作品のモチーフは今年のONE DREAMのテーマでもある「せかいと、未来をデザインする」であり、竹の塔の傘の広がりから表現しています。
もともと廃材になる予定だった竹を使って製作しており、展示後も他のアート作品にしようと計画中です。
蘖(ひこばえ)/福島 俊を
蘖(ひこばえ)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。森林伐採の後、切り株からの蘖よって新たな森林が出来るようにすることを萌芽更新(ほうがこうしん)という。
それは人間世界にも通じる部分がある。
人の一生は短いものである。その人間の歴史を千年、一万年と繋いでいけるのは一人の人間がその一生で得た経験や知識を次世代の子どもや若者に伝え、育て、肥料となるべく役割りを果たしていくこと。
切り株は若芽に平和で心豊かな世界を作るべく指針とならなければならない。
人間はその繰り返しによって美しき碧き地球は存続できるのではないだろうか。
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一般社団法人 one dreamは、2015年4月にスタートした非営利の団体です。
毎年8月5日の広島平和記念公園・親水テラスでの『ONE DREAM hiroshima』をはじめとした、イベントの制作・運営を行っています。
『ONE DREAM hioroshima』『ONE DREAM miyajima』は収益を伴わない事業につき、みなさまからのご協力によって運営されています。
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